事業内容
環境回復・保全関連事業
環境回復・保全関連事業
放射能測定・分析
当社では、東京電力福島第一原子力発電所事故による風評被害などで不安な思いをされている方々に向けて、農産物、食品、水質、土壌等における放射性物質の含有量の検査を実施しております。食品等の安全性確認に是非ご活用ください。また、測定・分析作業は放射性物質の非破壊測定等の経験のある専門家が対応し、測定結果についても丁寧にご説明いたします。法人、個人を問わずお気軽にお問い合わせ下さい。
可搬型多機能放射線モニタの販売・リース
当社では、軽量かつ耐候性に優れた可搬型高機能放射線モニタ[IRM-P2]を自社開発し、販売、リースを行っております。手持ちでも移動でき任意の場所で連続測定が可能であり、モニタリングポストと同様に屋外での定点測定にも対応できるモニタです。さらに通信モジュールを搭載することで遠隔地でのリアルタイム監視を可能にしました。既に、福島県内の放射性廃棄物処理関連施設等で使用されております。
PCBの処理・設備機器のメンテナンス
変電設備の変圧器内部には、絶縁材料として発がん性物質であるPCBの含まれる絶縁油が使用されておりました。当社では、この絶縁油を安全に変圧器から抜き取るためのグリーンハウスの設営・撤去を全国各地の変電設備で行っています。また、PCB処理における設備機器のメンテナンスも行っています。その他、有機溶剤等化学薬品を使用した電子部品や金属配管内部の洗浄装置などのメンテナンスも行っております。
放射能測定・分析について
検査対象
- 食品:牛乳・乳製品、野菜類、穀物類、魚・肉等
- 土壌:土、砂、肥料など
- 水:飲料水、井戸水、地下水など
- その他:樹木など
測定機器
- ・NaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーション検出器システム
- ・Ge(ゲルマニウム)検出器システム
NaI測定では3核種(放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137))の分析、Ge測定では核種分析が可能です。
分析方法
厚生労働省「緊急時における食品の放射線マニュアル」/文部科学省測定シリーズ「ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクトロメトリー」、「NaIシンチレーションスペクトロメータ機器分析法」に準拠しています。
料金
標準価格
- ・NaI検出器測定 6,400円(税込)
- ・Ge検出器測定 12,000円(税込)
- ※ 測定数量、期間等お客様のご要望に応じてご相談に応じます。
可搬型多機能放射線モニタについて
可搬型多機能放射線モニタIRM-P2の特長
- 小型CsIモジュールを採用し広範囲の計測が可能。
- 小型、軽量(本体:約6kg)で持ち運びが容易。
- 計測データは任意間隔でCSVファイルに自動保存。
- GPS機能を有し地図アプリとの連携が可能。
- スペクトル採取機能にて影響核種の同定が可能。
- 内蔵された通信モジュールにより遠隔地でのリアルタイムモニタリングが可能。(オプション)
- 現地での測定条件等の設定変更がタッチパネルを使用することで容易に可能。
モニタ内臓のバッテリーにより
電源が無くても約8時間の計測が可能。
可搬型多機能放射線モニタIRM-P2の運用イメージ
- 【可搬型としては】
- 現地モニタリング機器の代替として / 三脚等を用いて臨時の定点連続測定に / 災害発生時の緊急対応に
- 【常設測定機器としては】
- 放射性廃棄物保管所の周辺環境監視に / 放射性廃棄物処理作業における周辺環境監視、作業者の被ばく低減管理に
通信回線、ルータ等を使用することで複数台のモニタを遠隔地の1台のPCで監視することが可能。
LANケーブル等を用いてモニタ間のネットワークを構築する。
オプション機能(リアルタイムモニタリングシステム)
- 通信モジュールの搭載により遠隔地でのリアルタイムモニタリングが可能。
-
携帯電話回線を利用可能な環境ならばどこでも設置できます。
注)LAN回線(WiFi、有線)を用いてローカル監視システムを構築することも可能です。 - 最大10台のモニタを1台の監視用PCでモニタリングすることが可能。
- 監視用PCには最新の線量率やトレンド等を表示。
-
任意の間隔で各モニタから計測データを監視用PC側へ自動的に取り込みます。
注)本機能の利用に携帯電話会社との契約、専用ソフトのインストール及びWebに接続可能な監視側PCの準備が必要となります。